イチロー、2戦連続マルチ安打!田中将の好投に「すごいよね」

デイリースポーツ 4月5日(土)15時23分配信

 「ブルージェイズ3‐7ヤンキース」(4日、トロント)

 ヤンキースのイチロー外野手(40)は4日(日本時間5日)、トロントで行われたブルージェイズ戦に「7番・右翼」で出場し、5打数3安打2得点だった。2戦連続マルチ安打&マルチ得点を記録し、チームも7-3で連勝。田中将大投手(25)のメジャー初登板初勝利をアシストした。

 昨年8月9日のタイガース戦以来となる1試合3安打。中でも1点を追う三回の二塁内野安打は、一度はアウトと判定されたプレーに対しジラルディ監督がビデオ判定を要求する“チャレンジ”でセーフになったもの。この1本で2死一、三塁となってチャンス拡大。後続の右中間二塁打でイチローが逆転のホームを踏んだ。

 ヒューストンで行われた前夜のアストロズ戦。開幕3戦目で初めて先発に起用されたイチローは2安打2得点でチームの初勝利に大きく絡んだ。試合後は空路でヒューストンからトロントへ移動。悪天候で飛行機は大揺れ。「ホテルに(午前)6時(到着)、寝たのは(午前)8時って感じですね」。十分な睡眠時間を取れない中で臨んだこの日のゲームだったが、イチローが起床時に異変を感じたのは自身の肉体に対してだった。

 「きょうは体がけっこうバリバリだった。1試合、公式戦でやるとそうなるよね」。

 いつもとは違う状態だったかかわらず、いつもと変わらず打って走って、3安打2得点。田中将の力投をライトの守備位置から見守ったイチローは言った。

 「日本で成績を残した人であればあるほど、最初は異常な状態になるもの。この先を考えても今日は通常の精神状態を邪魔するものが一番多い日だと思う。それでも7回を100球以内に終わらせるのはすごいよね」。

 イチローが7年連続首位打者の称号を引っ提げて海を渡ったのは13年前だ。経験した者にしかわからないことがある。試合後、イチローはロッカーの椅子に座る田中将に「おめでとう」と祝福の言葉を掛けて球場をあとにした。

管理人コメント メジャー初登板でよく立ち直りましたね。さすがです。初勝利おめでとうございます。

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