今季初白星、メジャー最速500奪三振のダルビッシュに賛辞の嵐 レンジャーズ監督も「彼がゲームを支配した」

Full-Count 4月7日(月)10時18分配信

ダルビッシュの好投をワシントン監督も絶賛

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が6日のレイズ戦で今季初先発を果たし、7回無失点の快投で勝利投手となった。7安打、6奪三振、1四球、無失点と好投し、試合も3-0で勝利。今季初白星をマークしたダルビッシュはレンジャーズのロン・ワシントン監督やチームメイトのみならず、対戦相手のエースからも絶賛された。ESPNが報じている。

 寝違えて首を痛め、故障者リストに入っていたダルビッシュはエースと呼ばれるに相応しい実力を見せつけた。

「彼がゲームを支配していた。いいボールを投げていたし、ストライクも決まっていた。それが彼の成し得る技だ」

 3月16日のオープン戦以来の登板で見せた圧巻の投球に、ワシントン監督はこう語っている。7安打を許したが、窮地のたびに集中力を増したダルビッシュ。レイズ打線はここぞという場面で押さえ込まれ、実に10残塁となった。

「相手は何回か得点するチャンスはあったが、有がいいピッチングをしてくれた」

 指揮官はそう話して絶大な信頼を寄せている。 .

対戦相手のカッブ投手も素直に脱帽

 女房役のJ・P・アレンシビア捕手も「素晴らしい仕事だ。我々の描いたゲームプランを、彼が最高の形で実現してくれた。良くやってくれた」とコメント。相手の中継ぎから決勝ツーランホームランを放ったエルビス・アンドラス内野手も「(相手先発の)カッブは隙を見せなかった。だが、レンジャーズには有がいてくれて本当に良かった」と感謝している。

 味方だけではない。レイズの先発マウンドに上がり、7回無失点の好投を見せたアレックス・カッブ投手も素直に脱帽。「我々にとっては不運なことだが、彼は今日すごく乗っていた」と話しているという。カッブがマウンドを降りるまでは見事な投げ合いだった。

 3月31日のリーグ開幕戦フィリーズ戦で先発投手を務めることが決まっていたが、首の負傷で自身メジャー初の栄誉を逃していたダルビッシュだが、この日は金字塔も打ち立てた。

 初回に昨年ア・リーグ新人王の相手2番打者、ウィル・マイヤーズ外野手から三振を奪った時点で、メジャー史上最速の500奪三振を達成。ケリー・ウッド投手が2001年に記録した404回2/3を3イニング短縮するメジャー通算401回2/3での偉業だった。

 この日投げた89球のうちストライクは65球。球数を減らすという今年の課題もクリアした。ダルビッシュは今季初登板でサイ・ヤング賞最有力候補という呼び声に相応しい実力を見せつけた。

管理人コメント 今年もすばらしい活躍を期待しています。

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