藤浪VS大谷、156キロで鳥谷斬りなど大谷が5回1失点で“完勝”

サンケイスポーツ 3月8日(土)15時38分配信

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)と日本ハム・大谷翔平投手(19)との先発対決が8日、甲子園で行なわれたオープン戦で実現した。2012年3月21日のセンバツ1回戦以来(藤浪の大阪桐蔭高が9-2で勝利)となる投手としての激突に聖地には多くのファンが詰めかけた。

 藤浪は二回に3者連続空振り三振を奪うなど序盤はピンチを招くも要所を締めていたが、本調子を欠いた投球が続いた。

 三回一死二塁で杉谷に141キロ直球を左前に弾き返され先制点を献上。杉谷が「魂の一打です!」と球団広報を通じて藤浪撃ちの喜びを語るほど日本ハム打線には気迫があった。藤浪はその後、続く西川の打席で二盗され西川には三遊間突破の適時打を浴び、リードを2点に広げられた。

 さらに五回には一死二、三塁から西川に2点右前打を許し、二死二塁からは稲葉に左前適時打と精彩を欠いた。

 藤浪は5回9安打5失点、101球で降板した。大阪桐蔭高の先輩、中田には2打席連続空振り三振&遊ゴロと完勝したが、課題だった対左打者で被安打「8」や計3盗塁を許すなど課題を残した。今度は開幕2戦目となる3月29日の巨人戦(東京ドーム)に向けて立て直しを図る。

 一方、大谷は5回2安打1失点と好投した。

 一回二死で鳥谷を空振り三振に仕留めた際、今年最速タイの156キロを計時し、スタンドをどよめかせた。二回先頭のマートンに中前打を許したが、続く新井貴を二ゴロ併殺打に片付けピンチを脱した。五回は一死後に四球、右前打で一、三塁を招いたが、坂の二ゴロ併殺崩れの間に1点を失ったのみだった。

 速球にスローカーブを効果的に交えるなど緩急を使った投球で阪神打線から凡打の山を築き、開幕ローテ入りをたぐり寄せた。

管理人コメント 大田に投手は投げても打ってもすごく本当に将来が楽しみです。開幕前に156キロを出せる日本人投手はなかなかいないですね。

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